前回のお話から続きです。

「アドバイスしても実施しない」人を「アドバイスすると実施する」人に変えるためにはどうするか?今回は私が考える対策についてお話させていただきます。

結論から言うと、自分の未熟さを認識させることです。なぜならば、未熟さを自覚することで謙虚になれるからです。

人が変化を嫌う理由はいろいろありますが、私が考える一番の理由は「自分は変化をしなくても何とかなる」という驕(おご)りです。

井の中の蛙大海を知らず、という諺があるように部門やグループなどの小さなコミュニティーで活動しているとどんどん視野が狭くなり、あたかも自分がそれなりに会社貢献しているのだと錯覚してしまいます。

自分の未熟さを認識させるためには外部環境(ここでは社外や他部門の人)に触れさせることが有効だと考えています。要はベンチマークですね。

弊社ではセミナーや社内研修を通して、いま自分がどのような状況に置かれているのか把握してもらうために知識と見聞を広げてもらっています。