
カスタム電源は、お客様の製品仕様と密接な関係にあり、基本的にクローズドな分野です。
そのため、最適な電源(仕様やコスト、スピード)が提案できるメーカーを探すのは大変な作業になります。
カスタム電源メーカーの開発設計、制作ノウハウは実に様々。
メーカーの「何でもできる」を真に受けると…

- 小ロット案件だと対応が悪くなる
- 生産能力不足で納期トラブルを起こす
- 経験不足で品質トラブルを起こす
- 繁忙期は有望案件を優先される
などの不都合が生じる可能性があります。
グローウィルでは、お客様の課題を適切に把握し、それらに対応した設計・開発・部品調達・製造を構築することで最適なカスタム電源をご提供致します。
カスタム電源の開発実績|業界と適用装置
開発実績がある業界と適用装置の一部をご紹介します。
ほかにも非公開の実績が多数ございますのでお気軽にご相談ください。
電力業界
- 蓄電システム
車載業界
- 電気自動車用充放電装置
産業機械業界
- 溶接器
- 除湿機
- 電動ドライバー
産業機器業界
- 恒温装置
- 現場設置型変換器
- タッチパネル表示器
- デジタルパネルメータ
- 音声報知器
- ポンプ駆動
- 積層信号灯
オフィス業界
- カードタイマー
計測器業界
- 微粒子可視化用光源装置
住宅生活機器業界
- 自動ドア用電源装置
- LEDディスプレイ
- 遠隔監視制御システム
- 電解水生成装置
アミューズメント業界
- メダル貸し機
映像機器業界
- CATV機器
グローウィルが選ばれる理由
グローウィルは、お客様に最適な電源をご提案するために何が必要なのかを考え抜いた結果、”カスタム電源のパートナーシップ”という答えを出しました。
“独自の強み”を持つメーカーとパートナーシップを結び、開発案件毎に最適な電源(開発設計、製作のノウハウ)をご提案いたします。
従来のメーカー選定

パートナーシップによるメーカー選定

カスタム電源の提案事例
小ロット対応|1台から承ります
カスタム電源の小ロット対応が可能です。
一般的に工場を保有する電源メーカーは、工程変更やライン切り替え等が煩雑になる小ロットのお引き合いを敬遠しがちです。
連続生産またはロット生産により製造コストを抑えて高い利益を得られる大手メーカーからすれば尚更でしょう。
グローウィルではファブレス(自社で生産設備を持たず外部の協力企業に生産委託しているメーカー)の生産体制で、小ロット生産が得意なメーカー複数社と協業して小ロット案件に対応しています。
セミカスタム対応|開発期間と開発費の削減
開発実績がある電源仕様をベースに開発をおこないます。
お客様の要求仕様とベースモデル(開発実績がある電源仕様)が近ければ近いほど、開発期間の短縮が期待できます。
また、コスト面ではセミカスタム費用と最終的なベースモデルとの調整費用だけになるため、フルカスタムに比べて開発費が抑えられます。
セミカスタム対応のメリットは開発実績のボリュームがカギになります。
グローウィルでは独自の強みを持つメーカーとパートナーシップを結び、各メーカーの開発実績の中からセミカスタム電源をご提案することが可能です。
“技術の流用”という観点では以下のようなご提案も可能です。
ハイブリットIC化|高効率と小型化に貢献
ハイブリットICとは、複数の受動部品、能動部品等で構成された回路(機能)ブロックをワン・パッケージ化したものです。
複数の実装部品を集積して、一つのICとして扱うことができるので高効率、小型、省配線、軽量化に貢献します。特定製品においては効率94%を達成。
トランジスタ・ダイオード、シャントレギュレータなどのディスクリート製品の自社開発技術・ノウハウを電源制作に落とし込み、ハイブリットICの特性を十二分に活かした電源制作を実現しています。
ハイブリットICが担うアナログ回路設計分の納期短縮が可能です。
プラットフォーム回路の適用
プラットフォーム回路方式とは、回路設計の中でも比較的パターン化可能な回路をプラットフォーム(回路設計の土台)として開発、標準化する方式です。
一から設計するのに比べて設計期間が短く、検証の負荷が小さいことから、プラットフォーム回路に適合する電源仕様なら開発期間を大幅に短縮できます。
プラットフォーム回路方式は、他業界、他製品で実績がある回路を採用できるということで、お客様への安心・信頼にも繋がっています。
ピーク負荷対応|定格の3倍以上を実現
最新のLLCトポロジによる設計でピーク電流の持続時間や、ピークまでの立ち上がり時間などの調整し、定格3倍以上のピーク負荷対応を実現します。
ピーク負荷起因の発熱に対して、条件に最適な磁気部品/トランスを選定することで、電源の安全性を担保しています。この取り組みは電源の高効率化にも繋がる重要なプロセスです。
これらの技術や取り組みは、ピーク電流と定格出力電流との開きがある機器ほど電源容量のサイズダウンが可能になり、設置場所の省スペース化やコストダウンに貢献いたします。
カスタム電源のご依頼~制作の流れ
STEP1|メールでお問い合わせください
まずはメールにてお問い合わせください。
その際に電源制作の目的やご要望・仕様をお伝えください。
以下のいずれかに当てはまる方は弊社の無料コンテンツ『電源何でも相談窓口』をご活用ください。
- どのように依頼してよいかわからない
- 電源の仕様が決まっていない
- 電源選定に自信がない
STEP2|ご要求内容をヒアリング
ご要求内容をヒアリングしながら電源仕様と金額の見当を付けます。
仕様案と見積書の暫定案を提出し、お客様の意向を確認させていただきます。
弊社知見からお客様が気づかない問題点や課題についてもご報告いたします。
STEP3|仕様案、見積書の提出
暫定案で概ねご了承頂けましたら、お打ち合わせ等で仕様細部を詰めます。
ご予算に合わせて柔軟にご提案させていただきます。
追加・修正内容を仕様案、見積書に反映して再提出いたします。
STEP4|サンプル作成
ご注文をいただいた後に開発着手します。
要求仕様を満たした上で、電源としての基本機能試験評価をおこないます。
STEP5|納品
サンプルと一緒に以下の成果物を納品いたします。
- 回路部品表
- 試験評価
- サンプル個別データ
- 基板図など
お問い合わせはこちら
法人様以外からのお問い合わせにつきましてはご回答並びにご連絡致しかねます。予めご了承下さい。
【オンライン商談対応について】
Skype、Zoomミーティング等でのオンライン商談ツールに対応しております。来客対応の自粛や初回商談などにご活用いただけますので、お気軽にお申し付けください。