業務でわからないことあっても自分の判断だけで突っ走る社員が少なくありません。そういう社員には「わかる人に相談しなさい」と口酸っぱく言っています。

わからないことはまず自分で調べてから他人に聞く、という指南もあります。しかし、会社組織としてお客様にご満足いただける対応を目指すためには質とスピードを優先させるべきです。

結果が出せる人

自分の能力を過小評価できる人。自分が持っている情報だけでは最適な判断ができないと感じたら、情報を持っている人に聞くことで仕事の質とスピードをあげる。

結果が出ない人

自分の能力を過信する人。自分の能力の程度を把握する能力が低いので、自分で勝手に判断して行動してしまう。悩んだ挙句、失敗する確率も高い。

わからないことを他人に聞くことは大切です。そのためには誰が何を知っているかを把握しておくことが必要になります。(社会心理学者ダニエル・ウェグナーが提唱したトランザクティブ・メモリーが有名です)

個人が把握できる情報量には限界があります。組織として活動しているのですから各社員が担当分野、専門分野に特化してお互いの能力を効果的に組み合わせて活用できるようにする。

これが「わかる人に相談しなさい」で伝えたかった意図です。