前回は社内の行動目標でなかなか習得できない4つの項目の内「基準、根拠、理由」のについての話でしたが、これは大変重要なので再度話をします。
弊社は新潟県糸魚川市能生という地域に会社がありますが、1月10日前後に記録的な大雪となり、お客様にご心配をおかけしてしまったことに関してです。
担当者が休業の判断をして会社に申請をしましたが、その「基準、根拠、理由」に地域の学校が休校をしたからというのが理由の1つにありました。
市教育委員会を始め学校関係者は、休業による授業の遅れよりも安全性を重視する判断をしたと推定されます。
しかし、会社は安全性の確保は大前提ですが、生産を継続してお客様の納期を守ることも考えなければなりません。
上記の判断基準(学校の判断)が正解、不正解ということではなく、判断した対象者(学校)の意図・目的を考慮して、その対象者の判断が今自分の状況に当てはめて良いかどうかの考えが必要ということです。
「基準、根拠、理由」で参考にするには、その参考となる事象の「基準、根拠、理由」を考える必要性があります。