「なぜ自分ばかり他の社員よりも高いレベルの要求をするのか」
打ち合わせ時に弊社の中堅社員から問われたことがあります。高いレベル云々は感じ方に個人差があるのでどう感じようと構わないのですが、他の社員と比較することに違和感を覚えました。
こんな些末なやりとりのなかにも、結果が出せる人と結果が出ない人の違いが垣間見えます。
結果が出せる人
自分を省みることができる人。結果が出せる人は、過去の自分と現在の自分、未来の成長した自分と比較します。
他の社員にはない高いレベルを要求してくる上司がいても、要求が自分の成長につながると理解・納得することができれば積極的に受け入れます。
結果が出ない人
社内という限られた環境の上に胡坐をかく人。結果が出ない人は、「あの人よりは頑張っている」と社内の身近な人を比較対象(自分より劣っていると認識している対象)にして自分の能力を主張します。
ベンチマークやベンチマーキングという考え方がありますが、指標となる人材を自分より優れた人に設定しないと成長へはつながりません。
指標となる人材に該当する人が見当たらない場合は、過去の自分と現在の自分、未来の成長した自分を比較することで成長の停滞を克服することができます。