前回は社内用語「覚えるには教える+皆で」の関連で弊社研修で実践している「覚える最善の方法は教える事」の話をしました。今回も研修内容を覚える(習得する)取り組みについての話です。

弊社の管理職はWeb研修の受講後に私と振り返りの打ち合わせを実施しています。

その打ち合わせでは研修の習得度を上げるために、意味記憶からイベント記憶に置き換える(関連性を持たせる)考え方、方法を説明しています。

意味記憶には色々な解釈があるようですが、今回は人の名前等ある目的でそこに意味を与える記憶、イベント記憶は体験、経験等の記憶として定義します。

意味記憶が記憶し難いのに対し、イベント記憶は記憶に定着し易いので、研修での意味記憶的な内容をイベント記憶化できるように工夫するという取り組みです。

分かりやすい例としては、歴史の授業で年号を覚える際に「鳴くよ(七九四年)ウグイス平安京」など語呂合わせで覚えるイメージです。

結果が出せる人は、覚えたい対象をイベント記憶に置き換える(関連性を持たせる)イベント記憶化を実践します。

結果が出ない人は、覚えたい対象を意味記憶のまま覚えるのに必死で、記憶の定着率を上げる工夫をしません。

研修1つとっても結果が出せる人と結果が出ない人の違いは大きいです。